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女性特有のガン

 男性は絶対にならない、女性特有のガン、それは「子宮ガン」と「卵巣ガン」です。
当社にもそのリスクを抱える女子がいますので、その知識と予防についてお話しましょう。
制作ブログと銘打ちながら、どうもタイトルにそぐわない内容が続いていますが…。

 そもそも一般的に「子宮ガン」と呼ばれるものには2種類あります。赤ちゃんが育まれる本体内側の粘膜にできる「子宮内膜ガン(子宮体ガン)」と下に続く細長い部分、いわゆる「頸部」にできる「子宮頸ガン」です。

「頸ガン」は子宮の入り口の粘膜に発生しますが、その原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスです。30歳をはさんだ女性の5人に1人はこのHPVに感染しているそうで、これは男性を媒介として性行為により感染します。これの予防策としては、「コンドームを使う」、「性行為前に接触する可能性のある部位を石けんなどでよく洗う」ということが挙げられます。欧米での「子宮頸ガン」が日本より少ない理由は、コンドームを使う文化(教育)が確立しているからです。

 次に「子宮内膜ガン」ですが、これは子宮体の内膜がエストロゲン(女性ホルモンの一種)をエサに異常増殖するもので、月経が定期的に訪れているうちは発症することがありません。なぜなら細胞がガン化する以前に月経毎にはがれ落ちるからです。

 最後に「卵巣ガン」ですが、近年の日本女性の罹患率は、世界的に見ても突出して増加しています。
「卵巣ガン」は排卵後の細胞修復が原因で発生しますが、定期的に出産をすることで結果的にそれが予防策となりえます。しかし、出生率が極端に低下した昨今では、排卵が長期間継続されることになり、そのリスクが大幅に上昇したのです。
 実は、あまりよく知られていないのですが、低用量ピル(無排卵状態を保つ薬)を服用すると、「卵巣ガン」の予防に劇的な効果があります。欧米では、ピルが75〜90%以上という高率で服用されており、結果、「卵巣ガン」の抑止に結びついています。
 日本では、「ピル=悪」と、ステレオタイプ的に誤解されているようですが、ピルを服用することで、卵巣から出る女性ホルモンが減少し、結果、内膜が薄くなり、月経の量が減り、生理痛が軽減され、かつ「子宮内膜ガン」や「子宮筋腫」の予防につながることから、先進的な医学者からはピルの積極的な摂取が提唱されています。
 最近のピルは副作用が改善されているそうですから、「避妊」より、「ガン予防」を目的としてピルを服用するのも一考ではないでしょうか。

 ちなみに、低用量ピルを服用している間に「卵巣ガン」、「子宮内膜ガン」にかかった事例の報告は未だないそうです。

■投稿者: crayon
■日時: 2009年08月06日 01:27

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2009年08月06日 01:27に投稿されたエントリーのページです。

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